さて、ミトコンドリアの量を増やすことが大変大事な事は前章でご理解いただけたかと思います。
では、実際、どうすればこの「ミトコンドリア」は増えるのでしょうか?
ここでは、このあたりを簡単にまとめます。
はじめに、「ミトコンドリア」が増える事によって起こる、様々な良い事をお伝えします。
まず一つ目は前章でも紹介したように、活性酸素を抑える、と言う事があげられます。
詳しい事は前章の「有害な「活性酸素」を抑える方法とは?」を参照してください。
そして2つめはエネルギーを生産する個所が増え、病気になりにくくなるということ。
そして、同じように、「老化」の進行を遅らすことが出来るという事があげられます。
しかし、さらにいいますと、
ミトコンドリアの量が増えるという事は、
それと同時にミトコンドリアの「質」も向上するということがあるのです。
ミトコンドリアもたくさん働けばあちこちガタがきて古くなってしまいます。
結果、質の低下したミトコンドリアが出来てしまいます。
その時にどんどんと新しいミトコンドリアが出来てこれば、
古くなって質の低下したミトコンドリアを
壊して捨てる事が出来るようになるのです。
例えば、新しい紙を1枚持っていたとして、そこに色々書き込んでいきます。
その紙が一枚しかなければ、ぼろぼろになっても、まだ使っていかなくてはならず、
書き込むこともできなくなり、破れてしまったりと、大変です。
しかし、同じような紙が何百枚もあればどうでしょうか。
書ききれなくなった紙は捨て、新しい紙をどんどん使う事が出来ます。
そして、書きこむ内容も紙が新しいので、読みやすく、使いやすいのです。
このように、ミトコンドリアも少ない量でボロボロになってまで使うと、
活性酸素を大量に発生させ、「老化」「病気」「癌」「肥満」の原因となっていってしまうのです。
要は、
『「ミトコンドリア」の量が増えると、必然的に「質」も良くなる』
ということなのです。
では、実際、どうすれば「ミトコンドリア」の量が増えるのでしょうか。
実はこれはとっても簡単なのです。
ミトコンドリアはエネルギーが不足すると
体の中でミトコンドリアを増やす指令がでます。
ということは、
私達、自分たちの体を「エネルギーが不足している」という状態にすれば
よいわけです。
『エネルギー不足がミトコンドリアを増やす鍵』