「がん」にしても「老化」にしても結局のところ、「遺伝子の損傷」
という原因が分かっているならば私たちが出来ることといえば、
その「予防線」を張る、ということです。
それには、やはり、遺伝子の損傷の原因である、
「活性酸素」の排出を減らすための
「質のよいミトコンドリア」を増やすことですし、
常にエネルギーを作る能力を高める、ことをしていれば、それだけ
体の老化やがんを予防できることに?がっていくのです。
『老いない体を作ることは結果、「がん」の予防にも繋がる』
しかし私たちは「がんになる」というそんな危険性を毎日はらんでいる
のにも関わらず、なぜそれが発症せず過ごせているのでしょうか?
実はそこにも、前項で述べた「アポトーシス」の働きがあったのです。
もし、核の遺伝子が損傷し、「がん遺伝子」が増殖し始めると、
その細胞は自らアポトーシスを発動し、がん細胞が腫瘍になることを
防いでいるのです。
私たちの遺伝子は日々傷ついては修復されています。
しかし、これは加齢とともにその修復機能は衰えていき、その結果、
アポトーシス発動の発現も減り、「がん」や「老化」へと繋がっていくのです。
アポトーシスがされないと実のところ、100%ヒトは「がん」で死ぬと言われています。
ですので、常にアポトーシスは行われないといけないわけですが、
その命令を下すのが前述した「ミトコンドリア」なのです。
そして、その「ミトコンドリア」が正常に働き続ける事が将来の
私たちの健康を維持したり、「老化」や「がん」から守ってくれるのです。