Home「老い」と「若さ」について不老長寿の「食べ物」とは?

不老長寿の食べ物とは?


「食物」に感謝し、必要な分だけを、
ゆっくりと味わって食べる
このことが、「活性酸素」を抑えるという
食べ方であるということがわかりました。

では、次に一体、どのような食べ物が「ミトコンドリア」にとって
よい食べ物なのでしょうか。

かの歴史的人物も「不老長寿」を追い続け、
そのものを手に入れる事なく死んでいきました。

世界中のありとあらゆる富を得たとしても、
この「不老長寿」の食べ物だけは手に入りません。

本当に「不老長寿」の食べ物なんてこの世に存在するのでしょうか。

答えは「NO」です。

いや、今のところ、「NO」といった方がよいのでしょうか。

「ミトコンドリア」の研究はまだ続いています。
そのうちに「活性酸素」を出さない、また除去するような「方法」や「食べ物(薬?)」
が出てくるのかもしれません。

いま、話題の「活性水素」にしてもそこらじゅうで賛否両論の意見が飛び交っていて
どれを信じて良いか分かりませんよね。

研究者たちが、それを裏付ける論文の発表がない限りまだまだ
活性水素の論争は繰り広げられる気がします。





さて、話題を「食」に戻しましょう。

先ほどは「不老長寿」の食べ物は存在しない、と書きましたが、
ここまで、「ミトコンドリア」の研究が進んでいます。

その「食べ物」はなくても、
「老化」を遅らせ、「健康」を維持し、「肥満」を解消し、「若くなる食生活」
は存在します。

本来はここで、アミノ酸い関する話や、
ちょっと詳しい「栄養学」の話をした方が良いような気もしますが、
ここを読んでいらっしゃるかたは実はそんな学術的な話よりもむしろ、

「何をすればいいんだ?」

と、答えを求めている方の方が圧倒的だと思いますので、
結論のみお話します。

「若くなって、病気をしない食生活」・・

それはずばり、カロリー制限をした食生活を心掛ける、事なのです。


ただ、これはやみくもにカロリー制限をするのではなく、

バランスの良い食生活の中でのカロリーを制限する、
といったことです。

この「カロリー制限」をするだけで、私達の中に眠っている
長寿遺伝子(※)」が起こされ、活性化することが、すでに
研究により明らかにされているのです。

また、遺伝子操作によって、「長寿遺伝子」を活性化してもミトコンドリアが
増えるというデータもありますので、この研究が進めば、
カロリー制限をしなくても「若くなる」ことは可能でしょう。

では一体、どのくらいカロリーを抑えればいいのか?


まず上の写真をご覧ください。
これはカロリー制限をしたアカゲザル(左)と
カロリー制限をしなかったアカゲザル(右)の写真です。


この写真でも分かるように実験では70%にカロリー制限をした
サルが一番若々しかったというデータより、

人間もおおよそ70%カロリーを制限した

1日1400キロカロリー

の食生活を心掛けると「長寿遺伝子」が活発に作用するようです。

今はどんな献立にも「カロリー」記載がされていますので
計算はしやすいとは思います。

しかし、現代での1400キロカロリーは意外と辛いかもしれませんね。

また、後ほど解説をする
「ミトコンドリアインクリース法」も参考にし、
是非、カロリー制限の食生活も心がけてください。


『カロリーを70%OFFにすると寿命が延びる』



(※) 長寿遺伝子・・・・・・老化や寿命を顕著にコントロールする遺伝子群。この中にはクロック遺伝子、スローグロース遺伝子、age‐1、あるいはdaf‐2などの遺伝子群が知られている。クロック遺伝子群は代謝や呼吸で中心的な役割を果たす調節たんぱく質をつくる。この遺伝子の変異が起こると、代謝速度が減少し、細胞周期、胚発生、老化および寿命が全体的に延びると考えられている。また酸素代謝の副産物である活性酸素の生成も少なくなることから、老化が起こりにくくなると考えられる。クロック遺伝子はまず線虫で見つかったものであるが、ラット、マウス、ヒトなどでも同様の遺伝子が分離されている。age‐1、daf‐2という遺伝子に変異が起こると、代謝回転が遅くなり、さらに酸化ストレスが減り、寿命が延長するといわれている。
( 今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 )


mitochondrion increase

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