ミトコンドリアの中にはタイプがあります。
いうなれば遺伝子レベルでのミトコンドリアの
タイプ。
ミトコンドリアは先の項で前述しましたが、
私たち細胞の中にあるひとつの器官で
細胞全体の10〜20%を占めています。
そして、そのミトコンドリアの最も重要な働きが体を動かしたり、
基礎代謝を促したりするためのエネルギーを作り出すことなのです。
題で「鳥」と書いたのは、実は鳥型ミトコンドリアがとても質の良いもので、
是非、覚えておいてもらいたいからなのです。
「鳥」の中にももちろんミトコンドリアが存在します。
そして、このミトコンドリアがとても優れているために「鳥」は長寿なのです。
本来、彼らのサイズ(小鳥)から言えば、小動物のハムスターと変わらない大きさです。
しかし、ハムスターは3年程度で死んでしまうのに対し、
小鳥などは10〜20年生きると言われています。
それほど長寿なのは、やはり彼らの中に存在する「ミトコンドリア」のおかげによるものなのです。
実は人間の中にも似たような「ミトコンドリア」保持者がいます。
それはマラソン選手。
彼らは鳥と同じように非常に多くのエネルギーが作られるのですが、そのわりにその製造過程で
作られる「活性酸素」の量が少ないのが特徴です。
彼らは努力はもちろんのうえ、生まれもった遺伝子がとても質の良い
「鳥型ミトコンドリア」だったのです。
『同じ鳥型なら「インフルエンザ」より「ミトコンドリア」』