ヒトは何かを食べないと死んでしまいます。
エネルギーを作るためにも食物(栄養素)をとらないとエネルギーそのものが作れませんよね。
しかし、エネルギーを作るとどうしても活性酸素を排出し、
体に悪い・・だから食べない・・・・
しかし食べないと栄養素がなく、ミトコンドリアが作られないので、
もっと体に悪い・・・・・
そんな堂々巡りに悩んでしまう今日後の頃ですが、では一体、どうすればいいのでしょうか。
それは、活性酸素の排出を抑える食事の仕方をすればよいのです。
どんなものを食べたらよいか、また、どういった形で食べたら良いのかは後述するとして、
ここでは、その食事の方法に重点を置いて説明したいと思います。
まず、どんな状況で「活性酸素」が大量に発生するのか・・・
それは、ミトコンドリアに急激な電圧が流れ、一気にたくさんの電子が
流れた時にこぼれ落ちる電子に酸素がくっついた時・・・
= 急にエネルギーを作ろうとした時です。
これを食事時に置き換えるとどういった事かというと、
たくさんの量の食事を短い時間で摂取した時に他なりません。
現代人は特に時間がありません。
時間がないからどうしても早食いになってしまう。
そもそも、それが原因になっているのですね。
まだほかにも「活性酸素」を排出する原因はたくさんあります。
しかし、「食べ方」ひとつをとれば、実は、現代人特有の
「老化」「肥満」の原因がここにあるのです。
では、これを改善させるのはどうすればよいのでしょうか。
これも早い話、
「ゆっくり良く噛んで食べる」
がキーワードになってくるのだと思います。
お腹が空いているからといって、満腹まで食べるというのもどうかと思います。
昔から「腹八分目」とはよく言ったもので、
この少しの空腹感もまたミトコンドリアを増やす結果になっているのです。
時間のない現代人の食生活。
なんでもあるからこそ、「何か」を食べなくてはいけない!と思うのではなく、
時間がなければ、無理に短い時間にお腹いっぱいに満たすのではなく、
短い時間で少量の食事でゆっくり味わってみるのも
また「ミトコンドリア」にとってはいいのかもしれません。
昔のまだ時間に追われてなかった日本人の暮らしや、
時が止まったかのような生活をする南国の島国の人々のように、
「食物」に感謝し、必要な分だけを、ゆっくりと味わって食べる
実はこれが「活性酸素」を抑える理想的な「食べ方」なのです。
『昔の日本人の食心を味わうことで、ミトコンドリアは増える』