みなさん、ご存じの「うさぎとカメ」のお話。
カメはマイペースでゴールをめざします。
ゆっくり、ゆっくり・・・
うさぎは途中まで早いペースで進むも、
休憩をしてしまいます。
結果、うさぎはカメに負けてしまうわけですが、実はこれを科学的に見てみると、意外な「ミトコンドリア」の生体がわかってくるのです。
カメという生き物はみなさん御存じののように「万年生きる」と言われています。
今、わかっていることだけでも、150年以上生きたという記録も残っています。
なぜ、カメはこれほど長生きなのか?
これは徹底した消費エネルギーの節約により体の老化の原因となる
「活性酸素」の発生量を下げたことによるものなのです。
そして、問題のうさぎ。
実は途中で休憩したことに敗因があるのですね。
「老化」というものは体を休めた人からやってくるのです。
ミトコンドリアというものはエネルギーをつくる役割があります。
しかし、そのエネルギーは無限に作り続けるわけではなく、体にとって「必要」な量しか作りません。
ですので、体を休めることにより、「必要」な量が減り、ミトコンドリアが作られなくなります。
すると、その数が減り、「老化」へとつながってきてしまうのです。
結局、そういった「お話」の中にも、実は違った物語が隠されていたのですね。
どちらにせよ、「カメ」に軍配のあがった「お話」でした
『老化は休んだ者からやってくる!』