至高の限定発行「ATP」
前項からのつづきです
私達の日々のエネルギー消費をまず考えてみましょう。
私達は実に様々な場面でエネルギーを消費しています。
そしてそれは生きている間中、消費され続けます。
朝起きて、立つ。
歩いてトイレへ行く。
朝ご飯を食べる。
新聞を読む。
着替える。
歯磨きをする。
学校や仕事へ行く・・・・・・
全てにエネルギーが必要です。
また集中して何かを学んだり、考えたり、
愛しいあの人にどのようにすれば喜んでもらえるか考えたり・・・・・
そして、今、こうして、この文章を集中して読んで、
自分になかった知識を得る事、などなどは
特にエネルギーを消費します。
よく、「疲れた」という言葉を聞きますが、その「疲れる」という言葉は
それだけたくさんの「エネルギー」を消費した結果なのです。
いろんな場面で使う「エネルギー」はまさに多様で、
この場面では全くエネルギーを使いません、と言う事はありません。
寝ている間でさえも、「基礎代謝エネルギー」と言って、
生きていくために最低限必要なエネルギーは消費されているのです。
そのエネルギーはどんな場面にせよ、全てミトコンドリアで生成された
「ATP」を使っているのです。
その「ATP」はオールマイティーにどんなエネルギーにも変換できるのです。
「お金を払って品物を買う」に関連付けて言うなれば、
「ATPを払ってエネルギーを買う」・・・
「エネルギーを使うためにATPを消費する」
言い方は色々ありますが、ニュアンス的にはそんなところでしょうか。
ただお金と違う点をあげるとするならば、お金は貯める事ができ、
たくさんのお金があれば、高価な品物を買う事が出来るかもしれませんが、
この「ATP」は貯めておくことができません。
それはその都度消費されるので、必要な分だけしか生成されないのです。
その必要数で、最大限の働きをする「ATP」
これが
『最大限の効力を発揮する至高の限定発行』
たる所以です。
ミトコンドリアとは？
「老い」と「若さ」について
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