前章の続きから・・・・
前章では、「活性酸素」の発生する仕組みをお伝えしました。
では、この活性酸素を抑える方法はあるのでしょうか。
ヒトや、その他生き物、すべてにミトコンドリアは存在するということはすでに述べたところですが、
若さを保ったまま生き続けるということは不可能です。
時の支配者もこの半ば「不老不死」にあこがれ続け死んでいきました。
しかし、現代では様々な研究が繰り広げられ、不老不死とはいかないものの、
その大前提にある「ミトコンドリア」の生態に迫り、アンチエイジングの入口に足を踏み込んだのです。
そしてそれは、「若さ」だけではなく、「癌」であったり、「病気」であったり、「肥満」であったり・・・・
人類の歴史にモノ申す的な代物を発見してしまったのです。
そしてその原因が実は「活性酸素」の排出だったのです。
そう考えると、問題はこの活性酸素をいかにして、少なくするか、、にあるのですが、
活性酸素が排出される原因は電子がこぼれ落ち、
それが酸素と結合することにある、と言う事は前章で説明をしました
⇒なぜ有害な「活性酸素」が排出されるのか!?(参照)
そして電子がこぼれ落ちてしまう原因は、
ミトコンドリアに急激な電圧がかかった時に急激に流れる電子のせいなのです。
そして、電子が働くのは、ヒトが栄養素をとり、エネルギーを作りだす時なのですね。
ということは、簡単にいいますと、
電子が急激に流れることを止めれば、こぼれ落ちる電子の量も減る
ということなのです。
もっといえば、
多少のエネルギーを不足させても、電子の流れを遅くすることが
電子こぼれを防ぎ、それが、「活性酸素」の排出の低下につながる、、
ということなのです。
また、ミトコンドリアの量を増やすことでも、変わってきます。
例えば、ミトコンドリアが一つしかないと、その一つのミトコンドリアでエネルギーを
大量に作らないといけないわけですが、
ミトコンドリアがたくさんあると、それぞれでエネルギーを作りだすことが出来ます。
そういったことからも、少ないミトコンドリアで無理にエネルギーを作って
たくさんの「活性酸素」を排出するよりもたくさんのミトコンドリアを作り、
「活性酸素」の排出を抑えた方が良いに決まっていますよね。
『活性酸素を減らすには
たくさんのミトコンドリアを作ることが必要』